1. Private vs Public IP(IPv4)
ネットワークには IPv4 と IPv6 の2種類のIPアドレスが存在する。
■ IPv4
例:1.160.10.240
現在インターネット上で最も一般的に使用されている形式。
約37億個のアドレスを利用可能だが、すでに枯渇が進んでいる。
形式:
[0-255].[0-255].[0-255].[0-255]
■ IPv6
例:3ff3:1900:4545:3:200:f8ff:fe21:67cf
IoTの普及によるアドレス不足を解決するために登場した新しい規格。
🧐 Fundamental Differences
■ Public IP
- インターネット(WWW)上でデバイスを識別可能
- 全世界で一意である必要がある(重複不可)
- 地理的な位置を特定しやすい
■ Private IP
- プライベートネットワーク内でのみ識別可能
- 同一ネットワーク内で一意であればOK
- 異なる会社で同じIPを使用することも可能
プライベートネットワークからインターネットへ接続する場合:
- NAT(Network Address Translation)
- インターネットゲートウェイ(プロキシ)
を利用する。
また、プライベートIPとして使用できる範囲はあらかじめ決められている。
💡 Elastic IPs
EC2インスタンスは停止→再起動すると、パブリックIPが変更される可能性がある。
固定IPが必要な場合は Elastic IP を利用する。
- ユーザーが所有する固定のパブリックIPv4アドレス
- 削除しない限り保持される
- 同時に1つのインスタンスにのみ割り当て可能
特徴
- 障害発生時、別インスタンスへ即座に再割り当て可能
- 高可用性の実現に役立つ
制限
- デフォルトでアカウントあたり5個まで(申請で増加可能)
注意点
Elastic IPの多用は推奨されない(設計的に良くないとされることが多い)
代替案:
- ランダムなPublic IP + DNS名を利用
- ロードバランサーを使用(Public IPを直接持たない構成)
🎈 AWS EC2におけるIP
EC2インスタンスには基本的に以下が付与される:
- プライベートIP(内部通信)
- パブリックIP(インターネット通信)
SSH接続
同一ネットワーク外から接続する場合:
→ プライベートIPは使えない
→ パブリックIPを使用する必要がある
また、インスタンス再起動でパブリックIPは変わる可能性がある。
2. Placement Groups
EC2インスタンスの配置方法を制御する仕組み。
3つの戦略がある:
■ Cluster(クラスタ)
単一AZ内でインスタンスを密集配置する。

特徴
- 同一ラック・同一ハードウェア
- 非常に高速なネットワーク(最大10Gbps)
メリット
デメリット
ユースケース
■ Spread(スプレッド)
インスタンスを異なるハードウェアに分散配置する。

特徴
- AZをまたいで配置可能
- 各インスタンスが物理的に分離
メリット
デメリット
ユースケース
- 高可用性が重要なシステム
- 障害分離が必要なアプリケーション
■ Partition(パーティション)
複数のラック単位でインスタンスを分割配置する。

特徴
- 各パーティションは独立したラック
- 最大100インスタンスまでスケール可能
- AZごとに最大7パーティション
メリット
ユースケース
3. Elastic Network Interfaces(ENI)
ENIはEC2インスタンスにネットワーク接続を提供する仮想ネットワークカード。
主な要素
- プライマリプライベートIPv4
- セカンダリプライベートIPv4
- Elastic IP(IPv4)
- パブリックIPv4
- IPv6アドレス
- セキュリティグループ
- MACアドレス
特徴
- EC2とは独立して作成可能
- 別インスタンスへ付け替え可能(フェイルオーバー)
- 特定のAZに紐づく(他AZへは移動不可)
4. EC2 Hibernate(休止状態)
EC2は通常以下の操作が可能:
- Stop:EBSは保持される
- Terminate:EBSは削除される
通常の再起動では:
に時間がかかる。
🔎 Hibernateとは
- RAMの状態をそのまま保持
- 起動が高速
- メモリ内容はEBSに保存される
※ ルートEBSは暗号化必須
使用例
- 長時間バッチ処理
- メモリ状態保持が必要なアプリ
- 起動に時間がかかるサービス
👍 注意点
- 対応インスタンスのみ(C系、M系、T系など)
- RAMは最大150GB
- ベアメタルは不可
- OS制限あり(Linux / Windowsなど)
- ルートはEBS必須(インスタンスストア不可)
- 最大60日まで利用可能