今回のモバイルゲーム開発では、複数の Firebase サービスを導入してみました。
具体的には Firebase Remote Config、Firebase Analytics、Firebase Firestore、Firebase Auth を利用しています。
それぞれの機能と、実際にどう活用したかを簡単にまとめてみます。
機能概要:
アプリをアップデートしなくても、サーバー側から値を変更できる仕組み。ゲームのパラメータやイベント内容を柔軟に調整できる。
今回の活用:
敵の出現確率やイベントの報酬倍率など、ゲームバランスに関わる数値を Remote Config で管理。リリース後にプレイヤーの動向を見ながら即座に調整できるようにしました。
機能概要:
ユーザーの行動をログとして記録し、分析できるツール。セッション時間、課金動線、チュートリアルの進行率などを可視化できる。
今回の活用:
これにより「どこでプレイヤーがつまずいているか」「どの要素が遊ばれているか」を把握し、改善点を見つけやすくなりました。
機能概要:
リアルタイムでデータを同期できるクラウドデータベース。スキーマレスで柔軟にデータを扱えるのが特徴。
今回の活用:
大規模な MMO ほどの複雑さは必要なかったので、Firestore のシンプルさがちょうど良かったです。
機能概要:
Google、Apple、メールアドレスなど多様な認証方式をサポートするログインシステム。
今回の活用:
これにより、プレイヤーが端末を変えても安心してデータを引き継げるようになりました。
初めての導入でしたが、各サービスともドキュメントがわかりやすく、短時間でゲームに組み込むことができました。
特に Remote Config と Analytics の組み合わせは運営に直結するメリットが大きく、
「数値を変えて、効果を計測する」というサイクルを素早く回せるのが非常に有効だと感じました。